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2012.10.14 Sunday
Quest / Quest 名盤を探せ Part 1-101
Dave Liebman (ss, a-fl), Richie Beirach (pf), George Mraz (b), Al Foster (ds)
1. Dr.Jekyll And Mr.Hyde
2. Wisteria
3. Softly As In A Morning Sunrise
4. Elm
5. Napanoch
6. Lonely Woman
Recorded: 28-29, December, 1981
AMJ
Questの新譜が出るとの事で、グループのファーストアルバムであるQuestを紹介してみます。
まずはメンバー紹介を。
リーダーの、デイヴ・リーブマン。
彼のファーストアルバム「First Visit」のほうで詳しく書いていますのでそちらを参照ください。
ピアノのリッチー・バイラーク。彼も上記のFirst Visitのほうで書いてます。
ベースのジョージ・ムラーツ。1944年チェコスロバキア生まれ。1960年よりジャズを演奏し始め、67年にドイツへ。デクスターゴードン、ヤンハマーらと共演後、渡米しバークリー音楽院へ。69年よりオスカーピーターソントリオに参加。72年よりサドジョーンズ・メルルイスオーケストラのベーシストに、74年よりスタンゲッツカルテットのメンバーに、75年から再度サド・メルオーケストラへ。1966年にウィーンで開かれた「国際青年ジャズコンテスト」のベース部門でヴィトースが1位、ムラーツが2位となったエピソードがあります。
ドラムのアル・フォスター。1944年、アメリカのバージニア州リッチモンド生まれ。生後まもなく家族と共にNYへ移住。10歳でドラムを始めレコードをお手本にドラムを独学で習得。高校卒業後、19歳でイリノイ・ジャケーのグループに参加。64年よりブルーミッチェルのグループに入り初レコーディングを行います。72年からはマイルスグループのベーシストになってます。92年にハービーのグループで来日する際に麻薬所持にて捕まって以来、来日しにくい状況になってます。
さて、曲の紹介を。
今回のQuestもyoutubeに音源はありませんでした。
1曲目、Dr.Jekyll And Mr.Hyde。ミドルテンポの曲で、テーマは数回聴くと耳に焼き付きます。ソロは比較的静かなんですが、ピアノソロ、ベースソロ共に後半部分で倍テンして、非常に格好良くなります。特にリーブマンのソプラノソロの際のバイラークのピアノのバッキングがめちゃ格好いいです。彼はこの手のリズムを作るのが非常に上手いです。彼の作曲である、「Loft Dance (LiebmanのDrum Ode収録)」や、「Man-Child (LiebmanのFirst Visit収録)」あたりで堪能できます。
3曲目、Softly As In Morning Sunrise。ソフトリーですね。朝日のようにさわやかに。
全然さわやかでないアレンジです。ごんちゃっちゃー、とバイラークのキャッチーなリフにあわせてリーブマンのフェイクしまくりなテーマが乗っかります。
4曲目、ELM。この曲はバイラークの代表曲で、若くして無くなったZbigniew Seifertに捧げられた曲です。
この曲をカルテットでやってます。美しい曲です。
5曲目、Napanoch。アップテンポのキメキメテーマの後、怒濤のモードへ。全員大爆発です。
最後のLonely Womanはフリーです。
今日はなんかパワーが出ず文章が適当になってます・・・。リーブマンで仰け反りたい方には非常にお勧めです。
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