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2012.09.30 Sunday
"RYUHYO" -Sailing Ice- / 日野元彦 名盤を探せ Part 4-7
日野元彦 (ds), 山口真文 (ts), 清水靖晃 (ts,ss), 井野信義 (b), 渡辺香津美 (gt)
1. RYUHYO -Sailing Ice-
2. Soultrane
3. Rio Home
4. Milky Shade
5. New Moon
Recorded:7 February 1976
three blind mice Records
日野元彦の流氷です
メンバー紹介を。
リーダーの日野元彦(ひの・もとひこ)。誰しもが知る超絶有名トランペッター、ヒノテルの弟さんです。残念ながら1999年に他界されました。日本のジャズを語る上では外すことの出来ない、非常に有名な方です。
テナーサックス、山口真文(やまぐち・まぶみ)。1946年佐賀県生まれ。慶應義塾大学に入学しサックスとビッグバンドを始め、卒業後、東京を中心に演奏活動を開始します。このお方も日本人のジャズLP、CDを買い集めると頻繁に演奏を聴くことが出来ると思います。
テナー&ソプラノサックス、清水靖晃(しみず・やすあき)。1954年静岡県生まれ。このお方は、ジャズのテナー奏者としてではなく、バッハの「無伴奏チェロ組曲」をテナーサックスで初めて演奏した、ってことで圧倒的に有名なお方です。活動の場はジャズというより音楽全般にわたっており、今でも現役ばりばりです。作曲、編曲、映画音楽と、非常に幅広い方です。
ベース、井野信義(いの・のぶよし)。1950年、群馬県生まれ。日野元彦ざんと共に70年代以降の日本ジャズにて非常に沢山の作品に参加されております。一番有名なのは、エルビングループのレギュラーベーシストとしての活動かと思われます。
ギター、渡辺香津美(わたなべ・かつみ)。1953年、東京生まれ。
今まで紹介してきたメンバーの中では、あまりジャズ聴かない人の中でもこのお方が圧倒的知名度なんじゃないでしょうか・・・。すさまじい数のリーダーアルバム、ジャズに限らぬ広い活動。YMOのサポートとか特に有名ですね。ジャズライフ出演率もおそらく日本中のミュージシャン中、トップだとおもいます。なんせ「ジャズ(ギター)ライフ」ですからね、あの雑紙(´д`;)
さて、このアルバム、名盤ノートにあるように、1曲目の流氷と、5曲目のグロスマン作曲のNew Moonを聴くために買うようなものかとおもわれます。
残念ながら埋め込みが禁止されてる動画なんで、リンクから飛んでいってください。
単純ながら印象的なテーマで、東北大ジャズ研では、自分の在籍中はセッションでもしばしばやってました。基本Cm7一発で、テーマの最後に4度づつあがります。
テナー2人目のソロの突入部Aフラジオと、ラストのAフラジオから始まる、G→F→G→F→Eb→C→Bb→Ab→G→F→Eb(コンサートキー)のリフはテナー奏者なら確実にコピーしたくなる要素かと思いますw
しかしまあ、管楽器がひたすら頑張った後に入ってくる渡辺香津美さんのギターが全てをかっさらっていくんですよね・・・。かっこよすぎますよギターが・・・w
ある意味、最高の聞き所ですw
音圧ではテナーが圧倒してますが、音圧で絶対に勝てないギターがフレーズだけで全てを持って行く。凄いですよホント。
ラスト、グロスマン作曲のNew Moon。
別のLPの、グロスマン自身が演奏してる音源があったのでペトり。
筆者はこの曲と同名のRalph Townerのニュームーンって曲が、この曲よりももっと好きですw
それはWheeler大先生が入ってるECMの「Old Friends, New Friends」ってアルバムに入ってます。
今週は日本人ジャズを2つ紹介してみました。
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