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2012.09.23 Sunday

First Visit / Dave Liebman 名盤を探せ Part 1-81


81. Fist Visit / Dave Liebman

Dave Liebman (ts,ss,fl), Richie Beirach (pf), Dave Holland (b), Jack DeJohnette (ds)

A面の1曲目だけなら、名盤。
David Liebman (ts,ss,fl), Richard Beirach (pf), Dave Holland (b), Jack DeJohnette (ds) 


Side A
1. Man-Child
2. Vedana

Side B
1. Round About Midnight
2. Tommy's Hut
3. Lonnie's Song
4. Fist Visit

Recorded: June 20,21 ,1973

Philips





このブログでは登場2回目のリーブマン先生の華麗なるデビュー作です。

デビュー作と書きましたが、正確には2枚目の作品です。彼はこの作品の前に自主制作盤で「Open Sky」という作品をだしており、商業作品としての1枚目になります。

この作品の録音は日本でされており、タイトルのFirst Vistというのは、日本に初めて来た、という意味です。

レコーディングされた1973年夏はスタンゲッツグループ、マイルスデイヴィスバンドなど、大御所が来日してました。当時リーブマンはカルロス・ガーネットの後釜としてマイルスバンドに所属していました。そして今回のリズム隊の3名はスタンゲッツのリズム隊でした。
彼らを引き合わせて、レコーディングしたというわけです。


ついでメンバーの紹介を。
リーダーのDave Liebman(デイヴ(デイヴィット)・リーブマン)。今もご存命で、コルトレーン研究者の大御所中の大御所になります。1946年9月4日、ニューヨークのブルックリン生まれ。9歳でピアノを始め、12歳でクラリネットに興味を持ち、その後サックスやフルート演奏を始めます。18歳でニューヨーク大学に入学し卒業後はレニー・トリスター、チャールズ・ロイド、ジョー・アラードに師事します。
彼の名著である「サキソフォン上達法」にはジョー・アラードについての記述もあります。
ライトハウスのエルヴィンジョーンズバンドや、マイルスバンドに参加など、次々キャリアを積み、誰もが知る有名ミュージシャンとなりました。
彼のフレージングは非常に特徴的で、ソプラノを持った際のそれはもう、のけぞるしかないです。わかりやすく言うと「ウネウネ」です。それをストレートに体験したいなら、「Live Under The Sky '87 Tribute to John Coltrane」のDVDを見ると良いかと思います(CD、LPも出てますが非常にレアでまず買えないのでDVDをゲットするのが一番楽です。)。
そちらのメンツはショーター、リーブマン、ゴメス、バイラーク、ディジョネット。今回のLPのメンツにかなり被ってます。
リーブマンは、コルトレーンのスピリットを正当に受け継いだ、まさにサキソフォンの探求者と呼んで良いと思います。


ピアノのRichie Beirach(リッチー(リチャード)・バイラーク)。彼は後にリーブマンとものすごい数の作品を残すことになります。このアルバムの前にもLook at Farmというバンドで共演してます。同名のアルバムがECMから出てますが、現在は最高に入手困難です。
今、バイラークでECM、と言いましたが、彼のECM作品は軒並み廃盤となっています。
ECM総帥のマンフレート・アイヒャーとバイラークが喧嘩別れしてしまったせいです。
アイヒャーの美学に基づいた作品を残し、次は自由にやらせてくれーと言っていたバイラーク。そこで割と険悪になります。その後、John Abercrombieのレコーディング時(アバクロは失恋中)に、彼を元気づけるためにスタジオで明るめの曲をセッションします。その様子を見ていたアイヒャーが「ECMにアートブレイキーは必要ない」と吐き捨て、バイラークぶち切れ。バイラーク参加の作品は全て廃盤となりました。詳しくはECMの真実、という本に任せます。
今は日本限定でバイラーク参加のECM作品が販売されています。Liebmanの「Drum Ode」、バイラークの「EON」、「Hubris」、「Elm」など。
彼は来日すると日本でそれらのCDを大量に自国に持ち帰るらしいですw

ベースのDave Holland(デイヴ・ホランド)は、語るまでもない大御所ベーシストですね。マイルスバンド、自身のバンド・ビッグバンド、クリスポッター、ケニーホイーラー、マイケルブレッカーとの共演作品etc...。存命するジャズベーシストとしては最も有名な一人なのではないでしょうか。残念ながら彼のバイオグラフィーに関してはあまり詳しくないので書けません(´д⊂)

ドラムのJack DeJohnette(ジャック・ディジョネット)。ホランドと同時期にマイルスバンドに所属。Bitches Brewにも一緒に名を連ねております。これまた、存命するドラマーとしては最も有名な一人と言ってもいいのではないかと思います。
ドラマーとしてだけではなく、ピアニストとしてもすばらしく、ピアノ奏者としての作品も残しております。
ディジョネットに関しては、彼がアフリカ系のフランス人という事以外、バイオはあんまり詳しくないです・・・。リズム隊についての知識が微妙で申し訳ないです・・・。


さて、作品の内容です。

A面1曲目、Man-Child。この曲はこの後ECMで録音される「Drum Ode」に収録される「Loft Dance」という曲にそっくりです。


この動画だとよくわからないかもしれないですが。2:40あたりからがテーマです。
Man-Childも、Loft Danceもバイラーク作曲です。おそらく彼の作曲的な癖なんでしょうが、非常にキャッチーです。このLoft Danceですが、ジェイミーのマイナスワンのLiebmanの本にも入ってます。キーボードの演奏はバイラーク自身です。マイナスワンのCDを聴いてるだけでもめちゃかっこいいですw しかし、割と入手困難です・・・(´・ω・`)

話がずれました。Man-Child、テーマをルバートで演奏後、インテンポでテーマを1回繰り返します。
この曲、やったことがあるので、コード進行をば。

Theme & 1st Solo (4/4)
[E Maj7][ = ][ = ] [ = ]
[Ab  m7][ = ][ = ] [ = ]
[E Maj7][ = ][ = ] [ = ]
[Ab m7][ = ][ = ] [ = ]
[F# 7][ = ][ = ] [ = ]
[Eb 7][ = ][ = ] [ = ]
[Ab m7][ = ][ = ] [ = ]
[Ab m7][ = ][ = ] [ = ]

Break

[4/4 Ab m7][ 2/4 = ][ 4/4 = ]

Solo
[Ab m7]一発

Solo抜け
[4/4 Ab m7][ 2/4 = ]

テーマ→テーマのコードでソロ数コーラス→ブレイク→1発モードソロ→ブレイク
でつないでいき、ピアノのモードブレイク後ドラムソロ→ルバートでテーマを吹いて終わります。

マジこの曲はかっこいいです。テーマのコード進行でソロの後、ブレイクで一気にアクセルがかかるドライブ感がヤバイです。1発に入った後のホランドのベースソロがぐいぐいと曲を盛り上げていき、思わず仰け反ります。

残念ながらyoutubeに動画が無かったですが、この1曲の為にCD買っても損はないです。というか、この曲以外は・・・・。

名盤ノートに「1曲目だけなら、名盤。」とありますが、それ以外の曲はほぼフリーです。
B面はトリオかデュオの演奏になり、フリー大好きッコでない限りかなりキツいかと思います・・・w


テーマもコード進行もさほど難しく無い1曲目Man-Childは是非ジャズ研現役部員にも演奏してもらいたいですね。



最後にCD入手方法ですが、2011年に再発されたので割と手に入りやすいです。下に貼ってあるリンクでポチればそれでokです。
1999年に最初のCD化がされていたのですが、タイトルが1st VisitとFirstって書いて無くて検索引っかからなくて長らく買えませんでした!!!
自分が持ってるCDはおそらく1999年版だと思います。

てか、CDはジャケ絵ださすぎだろ・・・。しかもチャイナキャンプってなんだよ・・・。欧米人にとって日本も中国も一緒なんでしょうか・・・。初来日のFirst Visitなのに・・・。悲しいです・・・。




M-P240

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M240

M240

M-E

Monochrom

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X-Vario

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X-E

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