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2009.07.04 Saturday

Born At The Same Time / Steve Grossman 名盤を探せPart 1-6

Born At Tne Same Time / Steve Grossman
6. BORN AT THE SAME TIME / STEVE GROSSMAN
S.GROSSMAN(ts,ss) D.HUMAIR(ds) etc.
またの名を「究極のサックスvolume4」と呼ばれ、これを一度聴いたら人生が変わります。
Steve Grossman(ts,ss), Michel Graillier(pf), Patrice Caratini(b), Daniel Humair(ds)

1.Capricorne
2.Ohla Graciela
3.Plaza Francia
4.Capricorne
5.March Nineteen
6.Ohla Graciela
7.A Chamada
8.Pra Voce
9.Giminis Moon
10.Lord Jesus Thinks on Me *

Recorded: February 25, 1977

OWL

*付きはオリジナルLP未収録音源

My Space: Steve Grossman


続きましてはスティーブ・グロスマンの最高傑作と名高いボーン・アット・ザ・セイム・タイムでございます。
「これを一度聴いたら人生が変わります」と名盤紹介にありますが、まさにその通りだと思います。あまりのすさまじさに少なくとも私は人生変わりました。

スティーブ・グロスマンはどちらかというとミュージシャンズミュージシャンという感じがしてなりません。圧倒的にプレイヤー側の人間からの支持が高いようです。

彼は1951年の1月18日、ニューヨーク生まれ、最初はアルトサックスを始め後にテナーサックスに転向します。10代後半から本格的に演奏活動を始め、18歳の若さでマイルスデイビスバンドのメンバーになります。マイルスバンドには1年間在籍しました。その後は以前紹介しましたライトハウスのエルビンバンドやGene PerlaリーダーのStone Allianceに加入したりと、70年代に超絶名盤を沢山残します。「Terra Firma」や「Some Shapes To Come」なんかはゴリゴリの70年代グロスマンを堪能できます。
80年代には来日し、日本人ミュージシャンと多く共演し、「Katonah」や「Hold The Line」、いわく付きの「Live At The Someday」などのレコーディングを残します。当時の話はmixi内にあるSteve Grossmanコミュニティに非常に詳しく書かれているので興味のある方は必読です。この頃には70年代グロスマンの邪悪さは殆ど無くなり、いわゆる”ロリンズグロスマン”化しています。以後、どんどん70年代の毒っ気は薄れていきます。

現在はイタリアで社長令嬢と結婚したらしく、演奏活動をしなくても生活していけるようになったのか殆ど新譜がリリースされなくなっています。ですが現地ではライブを行っているようで、その様子が沢山youtubeにアップロードされています。


とまあ、グロスマンについて少々書いてみましたが、70年代のグロスマンはすごいのです。明らかにクスリやってるだろこれ、的な演奏が聴けます。要するにぶっ壊れてるんですね。

1曲目Capricorneからかなり邪悪なオーラが出ています。テーマのみの曲ですぐに2曲目Ohla Gracielaに突入します。この曲も殆どテーマのみで終わります。

3曲目Plaza Francia。2曲目のOhra Gracielaのモチーフを残した曲で、ベースソロから始まります。そしてグロスマンの超ワルっぽい音のソプラノソロが始まります。いわゆるチャルメラ系の音ですが、すごくワルな音で吹きまくります。

4曲目は再びCapricorne。5曲目March Nineteenはピアノソロから始まり、その後じっくりとグロスマンのテナーソロを堪能できます。6曲目は再びOhra Graciela。

7曲目はこのCD最大の聴き所であるA Chamadaが始まります。邦題では「叫び」となっていましたが、A Chamadaの本当の意味は良くわかりません。
9分18秒間ひたすらグロスマンがテナーで吹きまくります。もう、本当に吹きまくりです。最高に熱いです。燃え燃えです。最後は明らかに編集で後テーマに繋がれているんですが、おそらくLP収録時間の問題からそのように編集されたのでしょう。いったいどれだけ吹きまくったのか一切想像がつきませんが、コンプリート版のBorn At The Same Timeがでることがあるとしたら無編集のA Chamadaを是非とも入れて欲しいところです。

8曲目はPra VoceでPraza Franciaとは違い比較的おとなしい、しんみりとしたソプラノを聴かせてくれます。この曲もほぼテーマのみで終わります。

9曲目Giminis Moon、これがまたかっこいいんですね。テーマからあり得ないかっこよさです。A Chamada同様、テナーで吹きまくってくれます。

10曲目Lord Jesus Thinks On Me、これはオリジナルLPには未収録で、唯一グロスマン作曲ではない曲です。ですがカッコイイですね。テナーでモリモリ吹いてくれます。


さて、ここまで書きましても、70年代のグロスマンがどのようなスタイルの演奏をしていたのかいまいち想像が付きにくいと思いますので、Stone Allianceの演奏ですが、1つ動画を貼っておこうと思います。


わかっていただけますでしょうか。このどことなくワルそうな感じの音色。80年代以降はこの雰囲気がすっかり無くなってしまうんですね。


これは94年の演奏ですが、70年代ほどの毒っ気はありません。相変わらずゴリゴリなので、これはこれで私は大好きなのですが。


グロスマンには一人でバンドをグイグイと引っ張っていく、ものすごい力があります。80年代以降のグロスマンCDでもそれは顕著で、グロスマンのソロが終わったとたん、リズム隊のピシッと張り詰めた感覚がなくなるんですね。いったいこれは何なんだ、と思うのですが、ホントにそうなんです。
すごい事だと思います。


ちなみに東北大ジャズ研では過去にこのアルバムを丸々学園祭で演奏したことがありました。私の3つ上のテナーの先輩なのですが、本当にすばらしい演奏でした。当時のビデオ、演奏時に使用した全曲の譜面もあります。
興味のある部員は筆者までご連絡ください。譜面くらいなら簡単に渡せるかと思います。


Born At The Same Timeは90年代後半にCD化されてから長らく廃盤で入手困難でしたが、2007年に再発され、今ならまだ比較的入手しやすいです。
今回紹介したジャケットとは別のジャケットになっていますが。
LPでもこのグロスマンの顔のジャケット、NYの景色のジャケット、と2パターンあるようです。
今回のCD再発版のジャケはいかにもOWLといった感じですね。
内容は一緒なので、是非とも皆さん買ってください。特にサックスプレイヤーは必聴だとおもいます!!





M-P240

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M240

M240

M-E

Monochrom

X113

X-Vario

X-Vario

X-E

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